かつてカスタムギターとして一時代を築いたシェクター最盛期の80年代初頭に渡米、
そしてその後も20年以上の歳月をアメリカの一線級の
ミュージシャンと共に歩んだTORU NITTONO氏
現在ではシェクター時代からの旧知の親友
パット・ウイルキンス氏の工房に自身の工房をシュアするに至り、
フランシス・ブラック、ジョン・サイクス、トムペティー、
ブルース・コンティ、アル・マッケイ、
ロベン・フォード、カルロス・サンタナ、
キャロル・キング、ボブ・ディラン、など等・・・の大御所に至るまで
幅広いミュージシャンに極めて高い信頼度を誇る。
日本人の緻密な仕事ぶりにアメリカ人の感性を掛け合わせたかの
氏の仕事ぶりは他の追随を許さない。
名実共に世界ナンバーワンクオリティーの一人と言えるであろう。
・・・・そして、氏の快心のオリジナルギターが
長年の歳月を経て遂に産声をあげたのである。
そして幸運にもVELVETSOUNDはニットノ氏のカスタムオーダー等の
受け付けを開始させていただくに至りました。
究極のプレーヤービリティー、即戦力のギター、
そして本物のサウンドを探している方・・・・
是非一度ニットノワールドを体験して下さい!
ニットノギターの魅力

注;NAMMショーなどでも配布されたニットノ・ギターのカタログ(カタログをクリックで拡大)
世界の名だたるミュージシャンからLAローカルミュージシャンに至るまで
絶大な信頼を獲得しているニットノ氏の仕事の中でも
特に高い評価を受けているのがネック周りのセッティングと
「トータルセットアップ」と言えるだろう。
それは楽器が最良の状態で鳴って、なおかつプレーヤーにとって
ベストなプレイフィーリングを約束する、
本当の意味で楽器に命を吹き込むテクニックである。
先日サンタローザで行なわれたヒルズバーグギターフェスティバルにおいても
氏のギターを試奏した方で、「すべての出展ブースのギターの中で最も弾き易い」
というコメントを数多く頂いた事でも
氏の製作する楽器の目指す所が見えてくるのである。
すべての無駄を排除して「弾く為の楽器」として作られた楽器だからこそ
結果的に美しく見える・・・それこそが私にとっての
ニットノギターの魅力そのものなのである。
エピソードT
私はニットノ氏が楽器製作家である前に
素晴らしく奥行きの深い「人」であるという点に注目したい。
それはお金や名声や賞賛の為に楽器を作る必要の無い証拠でもある。
製作家である前に食や音楽に精通し特化した素敵な方なのである、
と同時に人生と仕事もエンジョイし、
本当の意味でのプライドを持っている人でもある。
ニットノ氏のギターについて色々と質問した時のことである
ニットノ氏曰く「私は楽器を作っているときは製作家ですが、完成したとたん
リペア・マンとしての自分になってしまうんです」・・・とおっしゃるのである。
氏はコレに続いて、「どういうことかと申しますと・・・完成したとたん、
完成した自分の楽器を重箱の隅をつつくような視点で
見てしまうのです・・・そして、そこからがニットノ・ギターの完成までの
最も大切な工程になるわけなのです」・・・・とおっしゃるのである。
私はその時に改めて、「何故このようにプレーヤービリティーにあふれる
楽器が製作できるのか?」を垣間見たような気がした。
何故ならば多くの手工ギターに製作者の意図という名目で
プレーヤーと相容れないものを感じる事があるからなのです。
コレが、いわゆる「作り手の都合」であるのだ。
ニットノ氏の最大の魅力は楽器を製作すると同時に、
ユーザーやミュージシャン・サイドの視点をも兼ね備えている点なのである。
それが20数年の間、常に最前線のプロミュージシャンの賞賛を
得続けることの出来た理由なのではないかと感じるのである。
エピソードU
「AR=アーチスト・リレーション」と言う言葉がある
呼んで字のごとくアーチストとのリレーションと言う意味だが
今の音楽シーンの多くの場合にARには金銭や物品が介入する。
いわゆるエンドースである。
本来、楽器メーカーとミュージシャンとがタイアップして
楽器の販売促進を図る事なのであるが、
その多くの場合にメーカーが楽器を無償(いわゆるタダ)で提供したり
ミュージシャンによっては多額の利益(プロだからある意味当然)を
得ることのできるシステムなのである。
そして、楽器メーカーは自分の楽器を誰が使うかに
躍起になっているのである・・・(もちろん、それが即売り上げに
反映する場合があるからなのである)
そしてそれがある意味で楽器業界の常識にもなりつつある。
しかしながらその事を良く考えてみると
ミュージシャンが果たして本当に好きな楽器を
選択しているのか?・・・・という疑問にぶつかる。
・・・・そこで2006年の出来事・・・・
ある日、ニットノ氏の工房に○ンタナ氏のギターテックより連絡があり
(ちなみにニットノ氏は○ンタナ氏のギターテックよりの依頼で
ヨーロッパ・ツアー前の○ンタナ氏のギターのリペアで大忙しの時である)
ニットノ氏の「MODEL-TJAZZ NYLON」を是非とも試してみたいので
一度、サンタナ宅に送って欲しいと言う・・・・
(参考までに、そこにはニットノ氏の何の営業活動も無い・・・笑)
その後、しばらく経ってから・・・・○ンタナ氏のギターテックから連絡があり
「サンタナ氏がギターを凄く気に入ってしまい
ヨーロッパツアーに試しに持って行って良いか?」
・・・との事・・・・そして、しばらくたって
・・・ヨーロッパツアー中の○ンタナのギターテックより電話が
「TORU,連絡が遅くなってゴメンね・・・・君のギターはグレイトだよ!
とにかく・・・大至急、請求書を送ってくれないか!!」
「実は君のギターはヨーロッパツアーで一晩欠かさず、毎晩使われてるんだ・・・
そして、君のギターのおかげでギターの音決めが1時間30分は短縮されたよ!
・・・そして、ある晩なんか○ルロスが本番終了後ステージから降りるや否や、
「あのギターはグレイトだ!YOU SAVE MY LIFE!」って
叫んで抱きつくんだよ〜それもコレも皆TORUのおかげだよ!!!」
・・・そしてヨーロッパツアー終了後
ニットノ氏はハリウッド・ボールで行われた○ンタナの凱旋公演に招待された
(ちなみにそこに呼ばれていたのは、アレクサンダー・ダンブル氏とニットノ氏)
ハリウッドボウルのステージの両サイドのスクリーンに大写しになったニットノ氏のギター
そしてそのギターからあふれ出るサウンド・・・カルロス・○ンタナの姿がそこにあった。
営業活動も利害関係も何も関係なく、
楽器そのものがミュージシャンに認められる
コレこそが本当の意味でのアーチスト・リレーションなのではないだろうか?